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杉にまつわる話 

カナダ人で、舞台女優をしている友人が杉の葉をくれました。

佐渡での不思議な体験の話を交えて。


彼女の話はなんだかすごく現実感を伴って、

夢の世界にいざなうような力を持っていたので、文章に残したいと思います。


彼女は興奮気味に杉について話を始めます。
(英語なので詳細がぼやけて伝わっているかもしれませんが)


ひと月ほど前、

僕が貸したテントと寝袋二つを持って、彼女は上高地に出かけました。

10日間のオフを有効に消化すべく、

悪天候の予報が出ている上高地から佐渡に向かいます。

理由は、前から興味があったことと、

彼女自身でも良く解らない情熱(ひらめき)から。


彼女が20歳の頃、

原因不明の体調不良により恩師と呼べるようなロルファーにかかっていた。
(ロルファー = 手技療法家、セラピスト)

ロルファーの女性はどんな施術をしても回復しない彼女の不調の原因は、

マインドにあると気が付いたのだろう。

ある日彼女を自慢の庭に招き、二時間程何も語らずに庭仕事を手伝わせた。

そして心身共に、植物やありのままの空間に彼女を浸したあとに、

杉の葉を渡して言った。


「杉の葉には力があるのよ。」


それから数年後、彼女は友人と二人で佐渡島に居た。

時は10月、観光案内所に行くも、シーズンは完全にオフ。

近年様々なイベントで有名な佐渡もこの時期は観光客、

まして外国人などは珍しいらしく、担当の人は困惑した様子だったという。


彼女は友人と共に、広げた地図で目にとまった山にでも登ろうと歩き出した。

気が付くと午後の深い時間になっており、移動圏内の水場への距離を考えると

山頂へたどり着くことはあきらめざるを得なかった。


結果、彼女達は中途半端な、地図に名も載っていないような、

どこでもないような場所で野営をすることとなった。


彼女達はTANBOとTONBOを眺めつつ、今日の住処を設営する場所を探した。

やがて日が暮れると、新月で綺麗な星々が現れ、

三つの流れ星を見ることが出来た。


ふと気づくと、不思議な場所に居た。 

杉が円を描き並び立っている。


彼女達は、その円を造る杉の中から

一際どっしりとした生命力に溢れる杉の根元に、空間をみつけた。

ちょうど二人がそれぞれ休めるような空間。


天蓋はいらない。

寝袋にくるまれて空を見ながらその杉に抱かれるように横たわる。

するととてもしっくりきた。 おしりの位置、足の置場、パーフェクトだった。

不思議な感覚、まるでその木が当然来ることを待っていたかのような、

母に抱かれてる感覚が全身を包んだ。

目には満点の星空と、はるか上空で風に踊る母の枝葉。

その時、ここに居ないはずの故郷のロルファーが、

「そう。ここがその場所よ」

と言った声が聞こえたそうです。

彼女はこの体験をきっかけに、

長年動けなかった懸案にチャレンジできるようになったそうです。



。。。さすがアーティストですね


ですが僕も共感するところがあって、聞き入りました。

。。。僕自身にとって、

杉というとここ数年は花粉症を引き起こす憎むべき対象でした。

しかしながら、彼女の話を聞いてから、

杉に対しての元々あった良いイメージが一気にあふれてきました。


僕をアウトドアへの道へ引っ張り出したのは屋久島の杉です。

現在地球上で一番昔から生きていた生物(縄文杉)が屋久島に居るという話が、
(今はこの説は否定します。)

僕を旅へと駆り立てました。


偶然にも最近、子供の頃によくたき火(高尾のカントリーボーイなので)していた際、

杉の葉を着火剤として使っていたことを思い出していました。

燃える時の音、匂いまでも。

佐渡の杉
彼女がくれた母なる杉の葉。 帰ってから寝袋から出てきたそうです(笑)
教えてもらった通り、ちょっとだけ火をつけてから消し、香をかぎます。
懐かしさがあふれました。


オステオパシー施術院トリート





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プロフィール

トリートTakezo

Author:トリートTakezo
目黒駅の近くで施術院を開院しています。

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オステオパシー施術院トリート
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オステオパシーについては力を入れて、
それ以外はのほほんと書いています。

男性
秋田県角館生まれ
東京育ち
海、山、人が好き 

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