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昭和の空気

平塚、茅ヶ崎、辻堂、大船、

チェーン店ですが、

題名の「昭和の空気」漂うアナログ感たっぷりの名店があります。


乱暴な小さなガスコンロと、換気など微塵も考えていない空調。

どこの部位か、いつさばいたものか保障のない肉、、、


そんな名店で、いつものメンバーで飲みました。

正直肉には縁があって、グラム数千円の肉とかよく食べていましたが、

ここの肉は旨いです。

わかる事は「牛ではない事」くらいですが。

Image540.jpg



僕が尊敬する、かの大作家、開高健(かいこう たけし)も、この店によく来ていたらしいです。

現在でも一人前250円の肉ですから、当時はもっと安かったのでしょう。

この肉に合わせ、ワインの最高峰、

当時(20年以上前)、一本、百数十万円もする「ロマネ・コンティ」を飲んだそうな。


彼はパフォーマンスなど必要無い人間なので、奇を衒(てら)っているわけではなく、自然と。

彼自身にとって必要な行為だったと思っています。


今はどうでもいい賞ですが、当時の芥川賞の受賞をスタートとして、

世の名声を集めた彼の少年時代。 それこそ十代も半ばの頃、

彼の世界の全ては大阪の終戦直後の混沌だった。


「命をかけた戦争の意味が無い」とされた復員兵達が酩酊して大声をあげているような

殺気立ったカストリ飲み屋(カストリ:余り物を集めた酒を出すような、最低限の居酒屋)

に、

いたたまれない開高少年は何かを求め出かけていた。

栄養不足と精神の混乱によって支配された細い体と、青ざめた顔で。

それでも未来の何かを探して。


街にあふれる暴力の匂い、戦争が終わる昨日まで「大人」だった人達のあからさまな混乱。

現代の僕達が想像出来ないレベルのカオスだったんでしょうね。。。



昭和の匂いがする、この居酒屋に存在する子供の頃の青ざめた顔の自分、

そして、今居るもう一人の自分。


彼にとっては同時に必要だったのではないか。。。と、

思いをはせ。


一人前250円の肉をバクっと喰らうのでした。




オステオパシー施術院トリート





























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プロフィール

トリートTakezo

Author:トリートTakezo
目黒駅の近くで施術院を開院しています。

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オステオパシー施術院トリート
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オステオパシーについては力を入れて、
それ以外はのほほんと書いています。

男性
秋田県角館生まれ
東京育ち
海、山、人が好き 

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